7月22日

カネコアヤノだって「知りたい気持ちはどこまでも残酷なものね」って歌っているわけだし

今日も今日とて、薪剛のことばっかり考えている。

 

だってそうすれば、この歳にもなって親に虐待されている彼女とか、痣とか、クローゼットの天井に縄跳び巻きつけて死ぬ準備してる友達とかのこと、何一つ考えなくていいから。

 

後期もオンライン授業ってことも、コロナが人をどれだけ殺してるかってニュースも、就職氷河期がなんちゃらって話題も、必死で書いた課題の点数も、好きだった人のことも、永遠と受からないバイトも、全部ぜんぶどうだっていいや、

 

薪さんが幸せならそれでいいよ私もう何もいらない、、(限界オタク)なんてな。

 

痣ができるほど人を殴ったことはあるけど、痣ができるほど殴られたことはない。殴られる、痛みも空虚さもしらない。知りたくもない。不幸比べをして生きてるわけじゃない。

「自分だけが傷ついている顔をして 痛い痛いと泣きながらも 同じように平気で人を切り刻む」

ああ、そう、なんでわかるの、やっぱり薪さんが好きだあ、

 

君が過去にどんな苦労をしていようが、どれだけ辛い体験をしてきたのかなんて関係ない、興味もない。

しらなくても好きでいられる。

だからこれ以上、嫌な気持ちにさせないでよ、ね、

7月21日

 

青木一行の「月が綺麗ですね」は「ずっと一緒に働きたい」だった。

 

薪剛の叶わぬ恋の最終形態は「あなたに殺されたい」「あなたに僕の全てを知ってほしい」だったし。

 

それに対する青木一行の答えは「仕事から帰ってきて、次の日また出かけるまでの短い時間の、話し相手にならせてください」だった、、、つまり「家族になりましょう」だけど。

 

当人達しかわからない、というより本当は素直な言葉で言ってしまいたいのに言えない、っていう場面でのその人なりの「月が綺麗ですね」が愛おしすぎて目が離せない、よね、

 

「お前は僕の足枷か、呪いか」の答えはまだわからないけど、ハピエン厨のわたし的には反語であってほしいな。

続く言葉は「いや、違う」であってほしいな。

 

なんて考えながら9月4日まで過ごそう、9月4日まで死ねなくなった。早く9巻が読みたいし、なんなら薪剛が幸せに死ぬまでわたしは死ねない。

7月19日

人の死がいつも私の邪魔をする

 

大切な人が死んだとき、同時にいつも私は友達を失ったり恋人と別れたりなんかした。

 

大切な人が死んだとき、それを忘れさせようとなんとか気を紛らわせようとつとめて明るく私に近づく人がいる。なんてお節介なことだろう。

 

大切な人が死んだとき、私の悲しみの深さを計ろうともせずにつとめて普段通りの接し方をする人がいる。なんて鈍感なことだろう。

 

その度に私は余計に泣き、距離を置いて、たちまち誤解され、自分の器の小ささに泣く。

 

もっと悲しみたい、独りになりたい、あなた達が思うよりずっと私は悲しんでいるというのに。

そんなお節介で鈍感な人でも、失くしてからその大切さを味わう。陳腐に、皮肉に。

 

こんな現実ならいらない。この先はもう、いらない。

毎日思うのに辞めるほどの気力はなく、このまま人並みに生きていくことがただ、ただ悔やまれるだけ。

7月16日

金木犀の匂いが好きということをステータスにする女の子たちが全員死んだなら、私の人生はもっと豊かになるはず。

なに?というと、私の彼女がそういう女だ、という話。

彼女の脚や腕にある傷跡を見て、やっぱり私は人を好きになれないと再確認してしまった。というか、どう見てもリスカ跡なのだけど。リスカをしているという事実より何より、傷のついた肌、の方が不快だった。だからやっぱり私は人を好きになれない。

 

黒子とか、そばかすとか、産毛とか、傷跡が見れない。

自分のは当たり前に見れるし、友達のも見れる。好きな人のは見れない。

 

恋愛感情がなんとか湧く週と、全く湧かない週がある。後者の方が多い。

恋愛なんかしなくても生きていけるし、人生の中での恋愛という要素にあまり重きを置いていない。のは、私だけという現実が辛い。

恋愛に人間、人生の全てが詰まっていて、それをこなせない=悲しいことという定義はいつまでも失くならない。そういう目、で見られる。

 

悔しい。

他人の目を気にして恋愛をしてみている浅はかな自分を殺したい。

 

夏目漱石夢十夜に出てくる侍みたいに私は、焦っている。

悟らなければいけない。

 

付き合わせてしまってごめん。

でも、結局リスカしているという事実もかなり気持ち悪い。

19にもなって、親に怒られたからって、腕を汚くするのはやめてほしい。

と私が言っても、私の言葉に効力はないので、悲しい。

 

逃げ方を教えてあげようか。

なんつって。