7月22日
カネコアヤノだって「知りたい気持ちはどこまでも残酷なものね」って歌っているわけだし
今日も今日とて、薪剛のことばっかり考えている。
だってそうすれば、この歳にもなって親に虐待されている彼女とか、痣とか、クローゼットの天井に縄跳び巻きつけて死ぬ準備してる友達とかのこと、何一つ考えなくていいから。
後期もオンライン授業ってことも、コロナが人をどれだけ殺してるかってニュースも、就職氷河期がなんちゃらって話題も、必死で書いた課題の点数も、好きだった人のことも、永遠と受からないバイトも、全部ぜんぶどうだっていいや、
薪さんが幸せならそれでいいよ私もう何もいらない、、(限界オタク)なんてな。
痣ができるほど人を殴ったことはあるけど、痣ができるほど殴られたことはない。殴られる、痛みも空虚さもしらない。知りたくもない。不幸比べをして生きてるわけじゃない。
「自分だけが傷ついている顔をして 痛い痛いと泣きながらも 同じように平気で人を切り刻む」
ああ、そう、なんでわかるの、やっぱり薪さんが好きだあ、
君が過去にどんな苦労をしていようが、どれだけ辛い体験をしてきたのかなんて関係ない、興味もない。
しらなくても好きでいられる。
だからこれ以上、嫌な気持ちにさせないでよ、ね、