6月26日

動きまわる救済

 

私の動きまわる救済が病院に行った。

このまま帰ってこなくて、あの柔らかい感触が救済に触れた最後になってしまったらどうしようと考えて、キッチンに座り込んでしまった。

いつどこでもふとした時に救済を探してしまう。

私のエゴで私の家に来た猫よ。

ごめんねと思うことすらもエゴだから、死ぬまで隣にいさせてね。

愛してる

12月21日

 

いつの間にか時間はあり得ないほどに進んで、彼女と別れた。

でも彼女と別れた、という話は書けば書くほどにこの虚しさも思い出もいまおもう何もかもが褪せていくような気がしてならないからここでは書かない。

私は、葬式がすきだ。葬式に行くのがすきなのではなくて、葬式という文字列が。

というのをオズワルドの伊藤くんのnote見てて思った。

葬式とか、土葬とか、訃報とか、遺書とか、暮石とか、棺とか死ぬことに関する文字。何かしらが死なないと使わない単語。黄泉とかあの世とかファンシーなのよりもっと血生臭いやつ。霊安室とか。

思い返して見ると、こう思うようになったのは祖母の葬式に行ってからだ。前々回の春だ。

18年同じ家で生きた猫が死んだときは、おそらく私はまだ物心がついていなかった。

物心ついた自分に初めて訪れた死臭が魅力的にうつったのは、どうしてなんだろう。別に死にたいと強く願っているわけでも、みんな死んでくれと祈っているわけでもないけれど。

結局は死ぬってことをみんなもうちょっとわかっておいた方がいいような気がする。

 

だから私はアングラがすきで、寺山修司がすきで、『田園に死す』がすきで、「新しき仏壇買ひに行きしまま行方不明のおとうとと鳥」がすき。

10月6日

高校で一番可愛かったあの子のインスタライブを見て死ぬ

 

可愛くて、何もかも違った。私とは何もかも。

液晶に映る可愛い顔と、その横の友達、着てる服、髪の色、部屋に置いてあるもの。隅から隅まで刮目した。ひとつも見落としたくなかった。

 

いつも憧れで、いつも私の先を行ってて。私の感性は彼女に磨かれたと行っても過言じゃなかった。あの子が着る服は、読む本は、漫画は、音楽は、全部綺麗だった。全部知らなくて、全部おしゃれで、見るたびに自分と比べて劣等感で一度死んだ。

 

インスタを閉じて、天井を見たら、あまりにも部屋が狭くて。雑多にダサい服が吊るされていて、もので溢れかえる狭い空間に、母と川の字で横になっている私が、

また、死んだ。

今日も余生を生きている。恥ずかしい、こうしている自分にも、いや自分が。

 

変わりたい、羨ましい、手を伸ばせば届きそう、と思うから、人は悲しいのだ。手を伸ばせば届きそう、がポイントで。

明らかに届かなそうな才能に、人は妬みを感じない。ただ、死にたくなるだけ。

うまく言語化できない馬鹿は、羨ましいと言うだろうが。それは羨ましいじゃない。死にたいなんだよ。と教えてやりたい。

 

私はまだ、羨ましい。羨ましいと、死にたいが一緒に来る感じ。

もう少しだけ、生きたい、のか、?

 

9月20日

暗い気持ちに沈みそうな夜を誕生日に救われる

 

最近は、友達と喧嘩して絶縁したり、恋人のこと本当にすきなのかどうかわからなくなってきたり、面倒なことが山積みで惨憺とした日々が続いているんだけど

 

今日はたまたま友達の誕生日だった。と言っても、ラインでおめでとうって文を送っただけだけど、それでも気分が軽くなった。その人と過ごした日々を思い出して、これからの日々を想って楽しくなった。

 

もっぱら、星野源だけに救われて生きている今日この頃だったけど、探せば案外楽しいことってたくさんあるのかね。考えたくもないな。

8月5日

好きだった人がずっと言ってた「タバコの後はオレンジジュース」の呪いから逃げられない

 

なんでか律儀に守っている。いや、律儀にってほど律儀にではないんだけど。

 

昨日保健体育のレポート描いてる時に知った、煙草って吸うごとにビタミンC壊してるんだってね。うわあ、科学にも証明されてしまっている…完全に迷信だと思ってたのに、「タバコのあとはオレンジジュース」

なんだかんだ、あの人が言ったことを全部鵜呑みにしてしまっている。思い出すとムカつくことばかりで、気持ち悪いなとさえ思えるのに、忘れられない。

 

あの人が、1リットルの馬鹿でかいパックで買ってたオレンジジュースが忘れられない。いや、なんなら、あの日のキスが忘れられない、文字にすると、寒いな、、、

 

でも、冗談じゃなく。

女の子だからさ、妄想したりするじゃん。あのアイドルとキスするところとか。もしくは、あのアイドルとあのアイドルがキスするところ、とかね、いやこれはしょうがないことよ、ていうか妄想までは自由であるし。うん。まあそれはともかく。

そういう時に限って必ず思い出しちゃって。あーとかうーとか叫んじゃうし、呆れるし、情けない。自分がね。

 

思い出さなくなる日が来るのだろうか、、

なんて思いながら今日もタバコを吸って、オレンジジュースを飲む。

7月30日

 もう19になる自分の子供を殴る母親って、なにそれ、怪物?

 

いや、別にね小さい子供相手なら虐待しても良いって意味じゃあないんだけど。19ってもう、結構を超えて完全に大人よ?思考も体も。

下手したら自分と同じくらいの背丈の人間を、機嫌に任せて殴る蹴るって…同じ世界の人間だとは思えないんだよなあ

 

彼女の母親の話なんだけど。

 

反論も抵抗もできない彼女も私から見たら異常、どういうつもりなんだろう。私自身母親は他人だと思ってるし、殴られたら殴り返して生きてきたからなんだろうけど、その神経が少しもわからない。

 

ただ痛い痛いって、言ってるだけなら誰にでもできるよ。

やり返す選択肢はないの?追い出すことだってできるはずなのに。

なんて狭い世界で生きているんだろう。同情しかわかない。

そんな人生で、どうしてまだ死んでないのか

不思議でたまらない

 

7月26日

良質なBLに生かされる生活

 

中学生の時にBL漫画が映画化されるとかなんとかで、めちゃくちゃ流行ったのになんとなく乗らず触れてこなかった『同級生』。

なんとネットフリックスで配信されるらしくて見た。

結論は、ネトフリ万歳。

 

光と利人(リヒトって光って意味らしくてなんとか)、ってもう名前で繋がってるところとかさ、聞いただけだとほら、やっぱ所詮ファンタジーじゃんかってなると思うんだけどそこが、良いのさ、

良質なBL漫画のカップルは繋がってんのさ。恋とか想いとかでは届かないもっと深みで。

 

でも光と利人の純愛見てると自己嫌悪、、純愛してないなあ、、

てか二股以下の人生過ごしたことあんのか?自分、みたいなね、

 

そんな邪念さえもかき消してくれ、BL、、君に全信頼を置いている。