7月16日

金木犀の匂いが好きということをステータスにする女の子たちが全員死んだなら、私の人生はもっと豊かになるはず。

なに?というと、私の彼女がそういう女だ、という話。

彼女の脚や腕にある傷跡を見て、やっぱり私は人を好きになれないと再確認してしまった。というか、どう見てもリスカ跡なのだけど。リスカをしているという事実より何より、傷のついた肌、の方が不快だった。だからやっぱり私は人を好きになれない。

 

黒子とか、そばかすとか、産毛とか、傷跡が見れない。

自分のは当たり前に見れるし、友達のも見れる。好きな人のは見れない。

 

恋愛感情がなんとか湧く週と、全く湧かない週がある。後者の方が多い。

恋愛なんかしなくても生きていけるし、人生の中での恋愛という要素にあまり重きを置いていない。のは、私だけという現実が辛い。

恋愛に人間、人生の全てが詰まっていて、それをこなせない=悲しいことという定義はいつまでも失くならない。そういう目、で見られる。

 

悔しい。

他人の目を気にして恋愛をしてみている浅はかな自分を殺したい。

 

夏目漱石夢十夜に出てくる侍みたいに私は、焦っている。

悟らなければいけない。

 

付き合わせてしまってごめん。

でも、結局リスカしているという事実もかなり気持ち悪い。

19にもなって、親に怒られたからって、腕を汚くするのはやめてほしい。

と私が言っても、私の言葉に効力はないので、悲しい。

 

逃げ方を教えてあげようか。

なんつって。