7月19日
人の死がいつも私の邪魔をする
大切な人が死んだとき、同時にいつも私は友達を失ったり恋人と別れたりなんかした。
大切な人が死んだとき、それを忘れさせようとなんとか気を紛らわせようとつとめて明るく私に近づく人がいる。なんてお節介なことだろう。
大切な人が死んだとき、私の悲しみの深さを計ろうともせずにつとめて普段通りの接し方をする人がいる。なんて鈍感なことだろう。
その度に私は余計に泣き、距離を置いて、たちまち誤解され、自分の器の小ささに泣く。
もっと悲しみたい、独りになりたい、あなた達が思うよりずっと私は悲しんでいるというのに。
そんなお節介で鈍感な人でも、失くしてからその大切さを味わう。陳腐に、皮肉に。
こんな現実ならいらない。この先はもう、いらない。
毎日思うのに辞めるほどの気力はなく、このまま人並みに生きていくことがただ、ただ悔やまれるだけ。